FTXではビットコイン(BTC)や仮想通貨を証拠金としてトレードができ、利益が出た場合はドルで計上されるルールです。
証拠金に使える仮想通貨について
FTXでは以下の仮想通貨が証拠金に使えます。
- ドルステーブルコイン(USDC,PAX,BUSD,TUSD)
- USDT
- Bitcoin(BTC)
- Ethereum(ETH)
- Bitcoin Cash(BCH)
- BinanceCoin(BNB)
- Tether Gold(XAUT)
- Pax Gold(PAXG)
- FTT(FTT)
ドルステーブルコインについて
USDC,PAX,TUSD,BUSDは米国の行政管理下におかれた1コイン=1ドルのステーブルコインです。FTXではこれらを全て「USD」として扱っています。
また入金した仮想通貨は95%~98%の価値として証拠金に計算されます。
例)ビットコイン100万円の時に1BTC入金した場合は97.5万円分の証拠金
トレードで利益を出した場合
FTXはUSD建で損益を計算するのでトレードで利益が出た場合は口座のUSD残高が増加します。
BTCを増やしたい人はBTC現物を買う形になります。USDのままでもドルステーブルコインとして出金できます。
トレードで損失を出した場合
USD(ドルステーブルコイン)がない状態でトレードで損失を出した場合は、マイナス残高になり仮想通貨を売却して補填する必要があります。
もしUSD残高が-30,000ドルを超えるか、担保の4倍相当額までマイナスになった場合は担保の仮想通貨が自動で売却されて充当されます。(詳しくはこちら)
強制精算の場合
相場の急変動によってポジションが強制精算された場合はBTCとUSDT、次にETH、BNB、PAXG、XAUT、BCHとLTCをUSDに変換して損失に充当されます。
強制精算/ゼロカットについて
FTXでは指定の証拠金維持率を下回ると強制精算が発生します。自分のポジション画面に「Est.liquidation price」という価格が表示されており、これが引き金になります。
強制精算が発生した場合はこのポジションがFTXの精算エンジンに引き継がれ、ユーザーの口座はゼロになります。
つまりゼロカットです。
この仕組みにより、FTXでは入金した以上の資金を失うことはないようになっています。
強制精算はできるだけ避けよう
ゼロカットのため、ハイリスクを負ってトレードすることも可能ですが強制精算となる水準のレートは不利です。(余裕をもって精算しないといけないため)
つまり資金をフルに活用したい場合、できるだけ強制精算にならないことが望ましいです。
つまり資金をフルに活用したい場合、できるだけ強制精算にならないことが望ましいです。
強制精算はあくまでも「借金を追うことがない」という保険として考えていきましょう。
ただこの仕組みを活用して、ハイリスクを追うポジションをあえて作ることも可能です。詳しくはサブアカウント機能についてをチェックしてください。