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Serum DEXでトレードをする【DEXへ接続編】

Serum DEXを使うためのステップシリーズ、今回はウォレットをSerum DEXへ接続する方法です。

なおChomeやFirefoxなどPCからの操作が前提になっています。

Solana DEXを使うステップ
  1. Solanaウォレットを作成し入金する
  2. Serum DEXに接続する◀️ここ
  3. トレード・DEXから出金をする

Serum DEXに接続する前にホスト先を確認する

SolanaウォレットがあればSerum DEXを使うことができます。DEXにはホスト先が複数あります。

ホスト先とは
サービスを提供するサーバーです。Serum DEXをトレードするための環境を様々なパートナーが提供(ホスト)しています。

2020年10月時点で18ものホスト先があります。

ホスト先をみる⬇️

Serumの開発チームのホスト先はこちらです。(https://dex.projectserum.com/

それぞれのホスト先にはチャートが表示されたり、独自のUIが提供されています。

使いやすいUIを探そう

 

どのホスト先でもオーダーブックは共有されており、トレードできる銘柄も同じです。(ブロックチェーン上のデータを取引しているため)

DEXへ接続する

DEXへウォレットを接続していきましょう。

FTXが提供しているホスト先(https://dex.projectserum.com/)を開いて、右上にある「Connect Wallet」をクリックします。

これはウォレットを使ってサイトにログインするような作業です。

 

接続確認画面が表示されるので右下の「Connect」をクリックします。

この左に出てくるAutomatically〜について解説をしていきます。

Automatically approve transactionsについて

Automatically approve transactions from (ホスト先の名称)」の部分にチェックボックスがあります。

これにチェックを入れるかどうか判断するためにDEXの仕組みについて解説します。

 

ウォレット(プライベートキー) ⇄  DEXサイト(取引所)

 

ウォレットとDEXサイトは上記のような関係にあり、資産をコントロールできるのはウォレット側です。DEXサイトはプライベートキーを持っていないのでウォレット内の資産を勝手に動かすことはできません。

DEG
ウォレット(鍵)はユーザーが持っている、これがDEXがハッキングや持ち逃げに強いと言われる理由です。

 

ただし、その一方不都合な点もあります。

DEX上で何をするにもウォレット側の許可が必要なため「ユーザーさん、このリクエストを実行していいですか?」といちいち尋ねないといけません。

セキュリティと利便性

このようにユーザー側が権限を握ることで高いセキュリティを保つ一方で不便な部分もでてきます。

例えば、

  • オーダーをする
  • オーダー情報を変更する
  • 約定したオーダーをウォレットに反映させる
  • 送金をする

トレードする時にこのようなステップを踏みますが、全てウォレット側の許可が必要です。

何かするたびに「このリクエストを実行しますか?」と聞かれると使い勝手は悪いですよね?

ある程度のことは自動的に承認したい、という場合に先ほどのウォレット接続で出てきた「Automatically approve transactions」をチェックすることになります。

 

今のところSerum DEXで悪意ある攻撃があった事例はありませんが、こういった仕組みになっていることを理解した前提で権限を与えていくか判断するのがいいでしょう。

 

例)FTXが把握していないホスト先でDEXを使う、そのサイトが信頼できるかわからない時、など

 

以上がSerum DEXに接続する内容です。上記に紹介したように色々なホスト先があるので、好みのものを使うのがいいです。

次回はここから実際にトレードして出金をしていきます。