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FTXで両建ポジションを作り金利を受け取る方法について

このページではFTXの無期限先物を使って、金利(Funding/資金調達)を受け取る方法を解説します。

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「金利」という表現は正しくはないのですが感覚的にわかりやすいことから多用されます

最初にどういう方法なのかを解説し、具体的にFTXで両建てをして金利を受け取りを狙うポジションを作っていきます。

【最初に】用語のまとめ
  • 無期限先物契約/Perpetual Futures(通称:PERP
  • 資金調達/Funding
    ※金利と呼ばれることが多い
  • 資金調達「率」/Funding Rate(通称:FR)
  • 両建て/デルタニュートラル

両建トレードで金利を受け取るとは?

FTXの無期限先物取引にはFunding Rate(ファンディングレート 通称:FR)とよばれる価格調整の仕組みがあります。

この仕組みを理解していることが前提になるので、知らない方は以下の記事を読んでおくとスムーズです。

Funding Rateは先物価格とインデックス価格の乖離で決定します。

FRがプラスの場合ロングポジションの保有者は1時間おきに金利を支払い、ショートポジションの保有者は1時間おきに金利を受け取ります。

この仕組みを利用して「金利だけ」を受け取ることを狙ったトレードをします。

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ロングしている人:トレード損益 ± 金利
ショートしている人:トレード損益 ± 金利
通常はこういう関係ですがこの金利だけを狙います

両建てして価格変動リスクを取らない

ではどのように金利だけを狙うのでしょうか。

上の画像はビットコインのチャートです。Funding Rate(FR)がプラスなので、ショートポジションを保有していると金利がもらえる状態です。

しかし、ショートはビットコインが上昇すると損失が出るポジションですね。

なのでビットコインが上昇した場合に備えてその損失を埋めるポジションを同時に持ちます。いわゆる両建てです。

例えば・・・
・1BTCを保有する(現物)
・1BTCをショートする
ビットコインが1万円上がった場合
・現物:+1万円
・ショートポジション:-1万円
ビットコインが1万円下がった場合
・現物:-1万円
・ショートポジション:+1万円

どちらの場合も全体で±0円になります

このように両建てすることで価格が上下しても損益に変動がなくなります。

この資産変動のリスクがなくなる状態を「デルタニュートラルと呼び金利を受け取る権利だけを残したデルタニュートラルポジションを構築しよう・・・・

というのが「両建して金利を受け取る方法」というわけです。
※デルタニュートラルは厳密にいうと少し違う用語ですが詳細は省きます

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価格変動のリスクがなく、高い確率で利益をあげることができる戦略です

ビットコインの上下を予想するトレードがハイリスク・ハイリターンならば、この手法はローリスク・ローリターンという位置付けになります。

どちらが優れているということはなくこれらは別種類のトレードです。

両建てしたときの値動きについての理解にはこの記事も参考にしてください。(初心者向け)
👉両建てとはなにか?正しく理解してヘッジを使いこなそう | ARUTOKO

両建てして金利を受け取るトレードのやり方

ではFTXで実際に金利を受け取るポジションを作っていきたいと思います。

アカウントを持っていない人は先に作っておきましょう。

銘柄を選ぶ

ここが1番重要です。この戦略を行う銘柄を選びます。傾向としては、ビットコインに比べてアルトコインの方が高いFRになる時が多くあります。

また現在は各アルトコインの金利を網羅しているサイトもあるので調べるのに役立ちます。(bybt

FTXにある通貨の金利一覧

 

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個別の仮想通貨に詳しくない場合、まずはビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)がおすすめです!

 

また直近の金利だけみて判断をせず、過去の推移をチェックしましょう。一時的な高騰で金利が上昇するのはよくあることです。チャートはこちらのサイトを使うのが便利です。(rdk.me

担保になるアルトコインを確認する

もしマイナーなアルトコインを両建てするときは気をつけましょう。

FTXではBTCやETHを証拠金として扱えますが、一部のマイナーアルトコインは証拠金として扱うことができません。

このリスクを避けるために、または意味がわからない場合はこのページの中にある通貨から両建てをすることをお勧めします。

FTX上で金利を確認する方法

FRのレートはトレード画面に2箇所表示されています。

【実例】両建ポジションを構築する(現物買い・先物売り)

ここから実際にポジションを組んでいきます。今回はトレードでは以下のふたつのポジションを構築します。

  1. ETH現物のロング(現物を保有すること)
  2. ETH無期限契約先物(PERP)のショート

実際にポジションを作った画面がこちらです。

現物をロング

ETH現物を2.186枚保有しました。

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価格が上昇すると自分の資産が増えるという意味合いでの「ロング」ポジションです

無期限先物をショート

こちらが同時に取引したETH2.186枚のショートポジションです。

これで両建てポジションを作ることができました。

ポジション
・ETH2.186枚のロング(現物)
・ETH2.186枚のショート
損益は・・・
ETHが1万円上がった場合
・現物:+2.186万円
・ショートポジション:-2.186万円

ETHが1万円下がった場合

・現物:-2.186万円
・ショートポジション:+2.186万円

このように価格の変動によるリスクはほとんどありません。

そしてETHはショート側が金利を受け取る比率が高いため金利分を利益として見込める状態になっています。

ただし相場環境によっては当然ショート側が金利を払うケースもあるので、100%勝てるという風に誤解しないようにしましょう。

受取金利を確認する

このポジションを構築したことで受け取っている金利はこのページで確認できます。

金利は『保有ポジションのドル換算量×資金調達率』です。

実際に今回のトレードでもショートポジションで金利を受取ることができています。

画像では8時間で150円ほどの利益が実現しています。当然ポジション金額の分母が大きいほど金利は大きくなります。

リスク運用をした例

リスクとの兼ね合いもありますが、資金があれば1時間に数千円の金利を受け取るポジションを作ることも可能です。

金利は資金調達(Funding)と呼ばれる仕組みで、金額は資金調達「率」(Funding Rate)によって決定します。
この辺りの仕組みについては熟知しておく必要があるのであまり理解できていない場合は以下の記事をどうぞ。

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FTX以外の取引所でも同じ仕組みが使われてます

このトレード方法のリスク

両建てして金利だけを受け取ることを狙ったポジション、リスクがゼロというわけではありません。

金利が逆転する

上記にあげたポジションでで利益をあげられるのは「FR(金利)がプラスの場合」のみです。

これが逆転してマイナスFR(金利)になると逆に金利を支払う状態になります。

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ショートが金利を払う状態でも両建てポジションを作る方法はありますが、複雑なのでここでは省きます

精算リスク

金利を受け取るために作ったショートポジションには強制精算リスクがあります。

必ずポジションの精算価格をチェックするようにしましょう。

上記の「Liquidation Price」が強制精算になる価格です。

画像の場合ですとETHが35,341ドルになると強制精算、口座のアカウント資金が全てロスカットされます。

ただよっぽどのことがないと到達しない金額ですね。(現在価格から瞬時に20倍になるのは考えにくい)

このようにBTCやETHなどFTXが証拠金として扱う通貨であればかなり余裕のある精算価格が表示されるはずです。

DEG
もし強制精算価格が現在価格の数倍ぐらいであれば、おそらくそれはコイン現物がFTXで証拠金になってない状態です。リスクが高く基本はおすすめしません。

流動性リスク

マイナーなアルトコインの中では市場の流動性が低いものが多くあります。

流動性の低さはポジションを構築・解消したい時に不利なレートでの取引を強いられる可能性が高くなります。

例えば上記はあるアルトコインのオーダーブックですが、買い板が100万円分しかありません。

このような流動性で仮に500万円分のポジションを解消したい場合に不利になることは想像できると思います。

DEG
不利なレートで約定させるか、時間をかけて少しずつポジションを解消するなど非効率になってしまいます

このほか流動性の低い通貨でポジションを組むと「現物>先物」の状態になりスプレッド損失が出る場合もあります。
※これは別の機会に詳しく解説したいと思います。

 

以上が「FTXで両建ポジションを作り金利を受け取る方法について」でした。

難しく感じるかもしれませんが、まずは少額でポジションを実際に手を動かして組んでみることが理解への近道です。

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